メガネをはずしちゃいけません!

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食べ終わり、軽くお茶をして
私たちはファミレスを後にした。



あれから、なんとなく相沢くんの様子がぎこちないように感じるが、
あまり気にしないでおこう。
きっと、想像以上に重い話だったから、
優しい相沢くんは、いろんなことを考えてくれているんだと思う。



美奈「平日のこんな時間に、外を歩くことってあんまりないからなんだか新鮮。」


相沢「そうだな。俺もそう思う。」


授業をサボって、ファミレスで男の子とランチ…
ちょっと前までは考えられなかったことだ。

本当に最近、自分の身の回りで
いろいろなことが変化してきているように思う。


相沢くんの背中についていきながら、
ふとそんなことを考えた。


相沢くんはこのあたりの地理に詳しいようで
スイスイと大通りを抜けて、
閑静な細い裏路地に出た。


誰もいない道。
静かだ。



と、そのとき…


クルッ__


前を歩いていた相沢くんが
急に振り返り、こちらを見つめる。



相沢「美奈…やっぱり、俺、美奈に伝えたいことがある。」


美奈「え…」


その表情は、さっき相沢くんがファミレスで見せた表情と同じだった。



相沢「……俺、…」













相沢「………お前のことが、好きだ。」






そして、相沢くんから放たれた言葉は、
私の想像を遥かに超えるものだった。