メガネをはずしちゃいけません!

帝「…どうしたんだよ。」


美奈「え…」


帝「急に表情が暗くなったけど?」



この人目ざといな。


美奈「…私なんかが、先輩の横に並んで歩くと、色々言われそうだなーって…」



って、何言ってんだろ…

さっきから先輩に胸のうちを暴露しすぎだ。



すると、



ギュッ




美奈「へっ!?」



突然先輩が手を繋いできた。



帝「周りがなんと言おうと関係ねぇ。お前は、俺に連れられて遊園地を楽しんでればいいんだよ。」


先輩はそう言ってそのまま歩き出す。


美奈「ちょ、…あの、手…」



帝「混んでるからはぐれないように繋いでんだ。黙って繋がれてろ。」


美奈「…」



____周りがなんと言おうと関係ねぇ。


先輩らしいや。


強気でむちゃくちゃだけど、
どこかホッとする言葉。


…先輩の言う通り、
思いっきり楽しもう。

そう心に決めて
先輩に手を引かれながら
人が溢れる遊園地へと足を踏み入れたのだった。