メガネをはずしちゃいけません!

そして、電車に揺られること30分。

帝「次で降りるからな。」

美奈「わかりました。」


何から乗ろうかなー…


私の頭の中は、もう遊園地でいっぱいだった。


帝「…なにニヤニヤしてんだよ。」


美奈「え゛」


どうやら気持ちが完全に顔に出ていたらしい。


…恥ずかしい…!


美奈「いや、遊園地、楽しみだなぁ、って考えてて。」


とりあえず正直に胸のうちを暴露した。

すると、



帝「ぷッ…お前、遊園地が楽しみでにやけるとか、ガキだなぁ!」


そう言いながら、先輩が柔らかく笑った。



美奈「ッ…」



ドキンッ…




ん?


ドキン?


いやいや、これはあれだよ。
イケメンが柔らかく笑ったら誰だってこうなる
自然現象だ。

特別な感情なんかじゃない。

でも、


こんな笑顔なら、もっと見たい、

そう思ったのも事実で。


美奈「どうせガキですよ。」


その複雑な気持ちを
いつもの可愛くない言葉で隠した。