メガネをはずしちゃいけません!

しかし、


帝「っちげーよ。バカ。」


私の言葉は全否定された。


美奈「でも、先輩、あの時そう言ってたじゃないですか。」


帝「っ…それは…。」


ん?



なんか、先輩の顔がみるみるうちに
赤くなっていくような…


帝「それはっ、お前が、その…」






帝「メガネを外すと思いのほかマシっていうか…ほかのやつに見られたくなかったから。」


え…



美奈「…」




帝「今日は俺と2人だから、約束破ったこと許してやるっ。行くぞ!ほら!」


"あと、もう絶対、約束破るんじゃねぇぞ"


最後にそう付け加え、
赤くなった顔を隠すように


先輩はくるりと背を向け、歩き出した。






今の言葉はたぶん、私にではなく
沙羅さんに向けられた言葉。


それは頭では分かっている。

だけど、


美奈「ッ…」


普段はなかなか聞けない先輩の褒め言葉に
私の顔も、
熱を帯びて赤くなってしまったのだった。