「砂雪ちゃんお疲れ様ー!すっごい声だったね!」
生徒会室に戻ったら鈴城さんが出迎えてくれた。
長谷川さんも「ほんとに凄かった」って目を丸くしていてちょっと恥ずかしい。
「カナデもごめんねー。大変だったでしょ」
「別にいい。あれでちょっとは静かになるなら」
「そう?それじゃあお疲れのところ悪いけど、そろそろ行かなくちゃ」
そうだった…。
この短時間でいろいろあって忘れかけていたけれど、今日の生徒会の集まりは七不思議調査隊だった。
「カナデさん、お願いしますね」
中村さんと戸田さんがペコッと頭を下げた。
「予算案どんな感じ?」
本郷先輩が予算案を覗き込む。
「へぇ。いい感じじゃん。二人ともありがとな」
「いえ…」
本郷先輩が覗き込んで顔が近くなったからか、二人とも先輩とは逆方向に顔を逸らした。
心無しか耳が赤い気がする。
やっぱり生徒の中で誰よりも近くに居てもあのビジュは心臓に悪いよね。
「今日はどんな依頼なんですか?」
「コレだよ」
長谷川さんが渡してくれた黒革のファイルから今日の依頼を読んだ。
「空と雨の色を教えてください…?依頼者の特徴欄は…っと。えーっと?ロングの黒髪が綺麗な女性といつも公園にいます…?なんですか、コレ?」
「すっごくシンプルな依頼だよねぇ。でも不思議な依頼」
長谷川さんが一緒にファイルを見ながら「これ以上の内容が無いんだよね」って呟いた。
「これだけで依頼者が誰かなんて分かります?」
「行ってみるしかないだろ。公園って言ったら…通学路にある芝生のか?」
「そうだと思うわ。芝生がきちんと整備されててピクニックにも人気みたいよ」
生徒会室に戻ったら鈴城さんが出迎えてくれた。
長谷川さんも「ほんとに凄かった」って目を丸くしていてちょっと恥ずかしい。
「カナデもごめんねー。大変だったでしょ」
「別にいい。あれでちょっとは静かになるなら」
「そう?それじゃあお疲れのところ悪いけど、そろそろ行かなくちゃ」
そうだった…。
この短時間でいろいろあって忘れかけていたけれど、今日の生徒会の集まりは七不思議調査隊だった。
「カナデさん、お願いしますね」
中村さんと戸田さんがペコッと頭を下げた。
「予算案どんな感じ?」
本郷先輩が予算案を覗き込む。
「へぇ。いい感じじゃん。二人ともありがとな」
「いえ…」
本郷先輩が覗き込んで顔が近くなったからか、二人とも先輩とは逆方向に顔を逸らした。
心無しか耳が赤い気がする。
やっぱり生徒の中で誰よりも近くに居てもあのビジュは心臓に悪いよね。
「今日はどんな依頼なんですか?」
「コレだよ」
長谷川さんが渡してくれた黒革のファイルから今日の依頼を読んだ。
「空と雨の色を教えてください…?依頼者の特徴欄は…っと。えーっと?ロングの黒髪が綺麗な女性といつも公園にいます…?なんですか、コレ?」
「すっごくシンプルな依頼だよねぇ。でも不思議な依頼」
長谷川さんが一緒にファイルを見ながら「これ以上の内容が無いんだよね」って呟いた。
「これだけで依頼者が誰かなんて分かります?」
「行ってみるしかないだろ。公園って言ったら…通学路にある芝生のか?」
「そうだと思うわ。芝生がきちんと整備されててピクニックにも人気みたいよ」