君と二度目の恋に落ちたら

慌てていると時間が過ぎるのも早いもので、放課後の時間になってもかから『前野くんと合流したから、今から行くね』とメッセージが来た。

学校からうちはそんなに時間はかからない。もうすぐ2人が、前野くんが来てしまう…。

私は少しでも見られたくない部分を隠そうと、フード付きのパーカーを羽織ってフードを被ることにした。

ほどなくして家のインターホンが鳴り、母が代わりに2人を出迎えてリビングに連れてきてくれた。

もかはソファに座っている私のもとに一目散に駆け寄り、優しく抱きしめてくれた。

「ゆりあ~!目覚めてよかったよ~!」

「心配かけてごめんね…」

私はもかの背中に手を回しながら、チラッと前野くんの方を見た。

「突然すみません…」と前野くんは遠慮がちに言う。私はそれに対して首を横に振ってみせた。

「っていうか、なんでフード被ってるの?」

もかが私から離れてそんな疑問を投げかけてきたが、「色々あるの!」と言うとすぐに意図を理解してくれたようでうんうんと頷いていた。

「学校はいつから来れるの?」

「えっと、ちょっと寝たきりが続いてたから学校に行くのはまだしんどそうで…けど、来週の後半か再来週には行きたいなって思ってる」

「そっかそっか、無理しないでね。あ!ゆりあが休んでる間のノートはばっちり取っといたから!今度コピーして渡すわ」

「ありがとう、助かる…」