君と二度目の恋に落ちたら

もじもじしていると母が思い出したように話し出す。

「そういえば、最初に病院に来てくれた時、もかちゃんが連れてきてくれたのよ。もかちゃんに伝えてもらったらいいんじゃないかしら?」

もかが連れてきてくれた?

もかには結局どの人が前野くんなのか教えられていなかったが、私が知らない間に接点ができていたのか…。

バタバタしていたため、まだもかにも退院したことを連絡できていなかった。私はスマホでもかに退院したことと、そのことを前野くんに伝えてほしいというメッセージを打ち込み送信した。

家に着き、5時間目の授業が終わったであろう時間になって、もかから返事が来た。

その返事は驚きと喜びの感情がたくさん詰まったものだった。「まかせろ」という文字とキャラクターがグーサインをしているスタンプも添えられていた。

休み時間は10分あるが、もかからの次の返信はその時間の内にやってきた。

私はその返事を見て「え!」と声を上げた。

そこには『前野くんに伝えてきた!今日の放課後2人でゆりあんち行ってもいい?』と書かれていたのだ。

私は迷いながらも『うん、待ってる』と返信した。

とにかく私はシャワーを浴びようと思った。入院期間中、母が懸命にお世話をしてくれていたようだが、やはりどうしても色々と気になる部分がある。

私は放課後にもかたちが家に来ることと、シャワーを浴びることを母に伝えた。