君と二度目の恋に落ちたら

そして、会話をする前にいつものように飲み物を買った方がいいかななんて考えていると前野くんが遠慮がちに発言をする。

「もしよかったらなんですけど、こんな時間だし、どこかで一緒にご飯食べに行きませんか?」

私は前野くんの提案に胸を躍らせながら「いいですね」と答えた。

予想していなかった展開に私はドキドキして仕方がなかった。前に一度、校門まで一緒に歩いたことがあったが、今日はその外に出てご飯まで一緒に食べることができるなんて…。

私たちは学校の外に出るまでにどこに行こうかという話をしていた。

「何か食べたいものありますか?」

「そうですね…けど、この辺ってなると結構限られちゃいますね」

「確かに、そうっすね」

2人で思わず笑ってしまった。田舎なもので、学校の周辺にはそんなに多くのお店はないのだ。結局、無難に色んなメニューがあるファミレスに行くことにした。

ファミレスまでは徒歩で10分ほどかかるので、その間に私たちは今日のそれぞれのクラスの話をして歩いた。

「今日は衣装のデザインを見せてもらったんですよ」

「え、もしかして衣装手作りですか?」

「すごいですよね…中には家にある服でなんとかする役の子もいるみたいなんですけど、服を作るのが好きっていう子がいて、ドレスとかはその子が張り切って作ってくれるそうです」

「すげぇ…色んな人がいますね」

「本当にね~」

話をしているとあっという間にファミレスにたどり着いた。お店の外から中の様子が見え、予想はできていたが同じ制服の子たちが何組がいるようだった。