君と二度目の恋に落ちたら

そして、予想通りにもかは私が口にしたことを部活を終えた後でもしっかり記憶していて、その日の夜に電話をかけてきた。

私はスマホの画面に「もか」の名前を目にして苦笑いをして、もかからの電話を取った。

「もしもし…」

「あ!もしもし、ゆりあ!今時間大丈夫!?」

「うん…大丈夫だよ…」

あれからどのようにもかに話すか悩んでいたが、結局頭の中で整理が追い付かないままであったので、なんとも煮え切らない返事をしてしまった。

「今日、結局なかなか時間がなくてさ、ちゃんと聞けてなかったんだけど…昼休みのあの発言は一体何だね?ゆりあが「あ、やば」って顔したことも見逃してないからね~」

「ははは、もかには敵わないな~。ちょっとした疑問の体で話したつもりだったんだけどな…」

「そもそも恋愛の話をゆりあから振ってくることからして、これはただならぬことが起きているのではないかって思うのは仕方がないよ」

さすが、たった一言でこの推測ができるとは一番親しい友達なだけある、といった発言に私は感心した。

「うーん…正直、私もどう話していいのかわかんないから、あんまりうまく説明ができないんだけどね…」

私はたどたどしくもかに昨日廊下でぶつかった男の子が夢にでてきたこと、その時のことが妙に引っかかったこと、夢にまで出てきて更に気になって仕方なかったこと、そして今日のその男の子とのやりとりについて話をした。もかは話を聞きながら段々と興奮が隠しきれていないような相槌を打ちながら、しっかりと話を聞いてくれた。

「うん、うん…なぁるほどね~!そっかそっか…昨日はその男子がゆりあに一目惚れしたんじゃないかって思ってたけど、一目惚れをしたのはゆりあの方だったのか~!」

「え!?いや、さっきの話でそこまで決めつけられるもの!?」