「ちなみに生理は何日目?」
「2日目です」
「……ふは。瀬戸は相変わらず和泉妹の保護者やってんねえ」
だって真琴、こーいう受け答え苦手な部分あるし。
私や慣れている人間に対してはポンポン会話が繋がるけど、他のひとに対してだと考えてから発言する節がある。
そのあいだに私が答えちゃったほうが早いじゃん。
「和泉妹、ちょっと足首見せてみな」
「はい!」
「いい返事だ」
似てんだよね……。
なんとなくうっちーは私に。
なんていうか真琴との関わり方?扱い方っていうの?
そーいうの、すごく似てる。
「こっち曲げると痛いか?」
「…ちょっと!」
「んじゃあ、こっちはどうだい?」
「へーき!」
「…おまえ強がってるな?」
「うわわっ!ひいっ」
「あたしが何年保険医やってると思ってんだ」
うん、私も同じこと思った。
なんでここにきて強がってんだよ真琴は。



