“きみとしてみたかったこと”
そんな書き出しから、箇条書きでつらつらと無心に書き殴った。
せめてもの気休めになるかと思って、自分自身をそうやって慰めるしかできなかったから。
「嫌なとこあったらなおすっ、いっぱいなおす…っ」
・恋人同士がするみたいに、手をつなぐ
・親友としてじゃなく、お揃いの服で出かける
・朝起きたら誰よりも最初に“おはよう”を言いあう
「うざかったらもう喋らないっ、子供っぽいところも…、キモかったらもうしない……っ、大人になる、がんばるっ」
・どちらかが眠るまで夜遅くまで電話をする
・私の好きな人ですって、だれかに紹介する
・きみが私のためだけに作ったサンドイッチを食べる
「ばかでごめん…っ、鈍感で…っ、一口ちょうだいってっ、いつもたくさん言って…っ」
わたしのためにこの学校に入学させて、大好きだった弓道やめてまでも。
がまん、いっぱいさせてごめんね───、



