学校イチ人気者なアイドルに恋する私。を、なぜかそのお兄さんが愛してくるんだが。





「おうち……かえりたくない」


「…みんなに怒られるから?」


「……うん」


「そーだ謝りたおせ心配してくれた全員に」



草むらの上。

まだ帰りたくないとか言うから、とりあえず並んで座った。



「上鷹先輩から聞いたよ。…また振ったらしいじゃん」



なんでヨリ戻してないの。

あれから上鷹先輩に問い詰めたところ、なんと真琴が断ったんだと。



「もどらない…、もう、戻らない……」


「私は上鷹のことなんか好きじゃないから。キモい勘違いすんな」


「そんなことじゃない…っ」


「……だったらなに」


「だってそこに…っ、りっちゃん……いないでしょ…?」



すこし前に、手紙を書いた。

手紙というより課題を進めていたルーズリーフの切れ端みたいなもん。


きみに宛てた手紙は、だれにも送ることができない手紙となってぐしゃぐしゃに握りつぶした。



「りっちゃんと離れたくないんだもん…っ」


「…………」


「ずっと一緒にいたいっ、上鷹先輩とりっちゃんが仲悪いなら……かたじけねえがわたしはりっちゃんえらぶっ」


「…なんで急に江戸っ子だよ」