「両立…?できてないじゃん。現にこんな目に遭わせて泣かせてんでしょ…」
「………、」
「もうぜったい泣かせないって…、私との約束すら破ってんだろクソ柔道部…!!」
約束を平気で破ったのは私もだ。
藍さんに顔向けできないを良いことに、こいつを責めて自分守ろうとしてんだから。
いつもいつも自分ばっか守って、本当に大事なものを守れもしない私は。
そう、私が守れなかったからだよ。
私ひとりじゃ真琴を守れなかったんだから、結果こいつに来てもらって助かった。
とか思いたくないだけの八つ当たりだ、こんなの。
「私のほうが…っ!!」
私のほうが先に好きになった。
私のほうがずっとそばにいた。
私のほうが好きなものも嫌いなものも知ってるし、良いところも悪いところだって知っている。
私のほうがたくさん、真琴のことを考えて生きてるよ。



