「部活ってなに?私は…、私は真琴のために部活なんかやめたよ……!!!」
やめろ。
止まれって、私。
それ以上言ったら、ぜんぶ壊れる。
「真琴のために志望校蹴って真琴のために弓道部もない高校選んでっ、真琴のために…真琴のためにぜんぶぜんぶ我慢してきてんだよこっちは……っ!!!」
譲ったんだよ私はあんたに。
夢とか憧れとか、気持ちもぜんぶ譲った。
だから堪能してよ。
彼氏にしかできないことを十分なくらい堪能して、私に見せつけろよ。
なんで真琴のあんな寂しそうな顔、いちばん近くで私が見なきゃなんないの。
だったら私でもいいじゃんって、そんな憐れなこと思わせんな。
「俺は……部活も恋愛も両立させたいと思ってる。恋愛のために部活をやめようとは思わないし、部活のために真琴を手放すもしたくない」
嫌いなんだよ。
おまえのそーいうまっすぐなとこ。
私とは正反対だから、大嫌いだ。



