学校イチ人気者なアイドルに恋する私。を、なぜかそのお兄さんが愛してくるんだが。





「俺は隠しもしないし、ちゃんと言う。俺の好きな子は律ちゃんだって。その上でも律ちゃんに危害を与えることができる人間って、たぶんそんないないと思うよ」


「…そー、ですかね」


「俺のことをアイドルとか思ってるなら尚更そうじゃない?」



マジでどこから来るんだ、この自己肯定感。

もしかするとこの人と居れば私にも同じように備わるものだったりすんの?



「泣いていーよ?」


「…わりと泣いたんで」


「足りない」



足りないってなに。

決めるのはおまえじゃない、私だ。



「…ふはっ」


「…………」


「あははっ、ほんと意味わかんない」



失恋してるのに笑ってるって、感情的には大いに間違えてんだろーけど。


なんかもう救われた。

わかんないけど、すくわれた気がした。



「俺ちょっと前に言ったでしょ?律ちゃんが律ちゃんらしく笑って生きられるなら俺はそれでいいって」


「…言ってましたね」


「でも捕捉。そのためには俺が必要。…ぜったい必要なんだよ」


「……したら笑って生きれますか、私」


「はい。保証します、未来永劫」



交換した連絡先。
うなずいた放課後の約束。

映画はあなたが思ってる以上に、楽しみですよ。