時間が解決してくれるとか、他のひとが埋めてくれるとか、さすがに今は考えられないけど、なんとなくそんな感じはしてる。
こうやってどんどん新しいものに変わっていくんだろう。
それが高校生っていう期間はとくに、身近に感じるのかもな…。
「私、女子生徒から殺されませんか」
「え?」
「…藍さん、アイドルですよ。たぶんそこに関しては上鷹先輩と分かり合える気がします」
この学校イチ人気者なアイドル兄妹。
妹は男子に人気、兄は女子に人気。
そんなアイドルが特定の人間だけに特別を振り撒くとか、ぜったいダメじゃんファンからしたら。
だから単純にそっちの怖さがでかい。
「それは俺が頼りなかった場合の話ね?」
ぽんぽんと、やさしく叩かれたあたま。
やっぱりまだ目を合わせることはできそうにないから、私は青空を映す。
ぜんぶ分かっている藍さんは、そのまま私の肩をそっと引き寄せてきた。



