藍side
泣かない子だと思ってたよ。
なにがなんでも涙だけは見せない子だと、ずっと思っていた。
「ほんと……情けな…」
なにが情けないんだよ。
どこが情けないんだよ。
本当の気持ち隠してまで親友を貫くきみが俺はたまに、うらやましくなる。
だってそれは紛れもない、“真琴─俺の妹─への愛”から来ているものだと思うから。
「っ、律…!!俺は好きだよ…!!」
「…………」
「ありえないくらい不器用で、でもっ!誰よりもやさしい…、そんな律だから俺は好きになったんだよ…!!」
いーんだよ、そのままで。
振り向いてくれなくてもいいから、せめてきみがきみ自身を許してあげられますように。
いたずらにもう、自分を責めることだけはしませんように。
震えながら遠ざかっていくその背中に、俺は下手くそに伝えるしかできなかった。
泣かない子だと思ってたよ。
なにがなんでも涙だけは見せない子だと、ずっと思っていた。
「ほんと……情けな…」
なにが情けないんだよ。
どこが情けないんだよ。
本当の気持ち隠してまで親友を貫くきみが俺はたまに、うらやましくなる。
だってそれは紛れもない、“真琴─俺の妹─への愛”から来ているものだと思うから。
「っ、律…!!俺は好きだよ…!!」
「…………」
「ありえないくらい不器用で、でもっ!誰よりもやさしい…、そんな律だから俺は好きになったんだよ…!!」
いーんだよ、そのままで。
振り向いてくれなくてもいいから、せめてきみがきみ自身を許してあげられますように。
いたずらにもう、自分を責めることだけはしませんように。
震えながら遠ざかっていくその背中に、俺は下手くそに伝えるしかできなかった。



