「フッ……そのお返し?」
高橋さんが小首を傾げながら、 少しはにかんだように笑った。
「高橋さん! これって……」
私の胸元には、 まるで目の前の海と同じ色のコバルトブルーのペンダントが、 時折差し込む太陽の光によって輝いていた。
「陽子ちゃぁん。 これ、 何だかわかるかなぁ?」
高橋さんが悪戯っぽい笑いを浮かべ、 大袈裟に小首を何度も左右に傾げながら私の顔を覗き込んだ。
「アクアマリン……じゃないですよね」
違う!
アクアマリンは、 もう少し色が薄い。
「違うよ」
先ほどの戯けたお茶目な言い方とは違って、 高橋さんは真面目な声で私のしているペンダントに触れながら、 まるで慈しむかのような優しい瞳でペンダントと私を交互に見ると、 視線を海の方に向けた。
「これは、 パライバトルマリン」
「パライバトルマリン?」
私……女の子なのに知らないなんて。
でも、 初めて聞く石の名前だった。
「10月の誕生石でもあるんだが、 この石の言葉は、 希望、 真実、 友情、 勝利。 どうしても、 これをお前に渡したかった」
高橋さん……。
体を離しながら海に向けていた視線を、 高橋さんは私に戻した。
「去年の暮れに、 ニューヨークに出張に行っただろ? その時に見つけた」
「えっ? でも、 何処のお店で見たんですか? 私、 記憶にないですけど……」
去年の12月の記憶を辿る。
でも、 こんな綺麗な石のペンダントを、 高橋さんが何処のお店でも見ていた記憶がない。
「お前の誕生日プレゼントのストラップを買いに、 行っただろ?」
「あっ……はい」
高橋さんが小首を傾げながら、 少しはにかんだように笑った。
「高橋さん! これって……」
私の胸元には、 まるで目の前の海と同じ色のコバルトブルーのペンダントが、 時折差し込む太陽の光によって輝いていた。
「陽子ちゃぁん。 これ、 何だかわかるかなぁ?」
高橋さんが悪戯っぽい笑いを浮かべ、 大袈裟に小首を何度も左右に傾げながら私の顔を覗き込んだ。
「アクアマリン……じゃないですよね」
違う!
アクアマリンは、 もう少し色が薄い。
「違うよ」
先ほどの戯けたお茶目な言い方とは違って、 高橋さんは真面目な声で私のしているペンダントに触れながら、 まるで慈しむかのような優しい瞳でペンダントと私を交互に見ると、 視線を海の方に向けた。
「これは、 パライバトルマリン」
「パライバトルマリン?」
私……女の子なのに知らないなんて。
でも、 初めて聞く石の名前だった。
「10月の誕生石でもあるんだが、 この石の言葉は、 希望、 真実、 友情、 勝利。 どうしても、 これをお前に渡したかった」
高橋さん……。
体を離しながら海に向けていた視線を、 高橋さんは私に戻した。
「去年の暮れに、 ニューヨークに出張に行っただろ? その時に見つけた」
「えっ? でも、 何処のお店で見たんですか? 私、 記憶にないですけど……」
去年の12月の記憶を辿る。
でも、 こんな綺麗な石のペンダントを、 高橋さんが何処のお店でも見ていた記憶がない。
「お前の誕生日プレゼントのストラップを買いに、 行っただろ?」
「あっ……はい」


