White/Black〜シロかクロかそれとも愛か〜

「どこ?」


「えっと…。え、映画…とか…?」


「映画か。何観たい?」


トントン拍子で会話が進んでいく。


特に観たい映画はないんだけど…。


「なー、俺もいるのに目の前でデートの約束しないでくれる?妬いちゃうんだけどー」


ムっと唇を尖らせていじける大くん。


「じゃあ…3人で行く…?」


除け者にするのは可哀想だし…。


大くんは私の唯一のお友達だし…。


「無理。コイツが来るなら俺は行かない」


「えっ…」


腕を組み足を組み、目の前の大くんを睨む。


仁くんと大くんって仲悪いの…?


「じゃ、二人で行こっか」


ニッコリ微笑む大くん。


「それも無理。絶対行かせねぇから」


二人の間で火花が散る。


「唯は俺のもん」


「…仁、いつからそんな独占欲強くなったの」


大くんが呆れたようにフニャっと笑った。


仁くんは、素知らぬ顔で上映スケジュールを調べている。