「わかんない、何もわかんないよ…」
竜司くんに好きだと言われて数週間が経過した。
だんだんと季節が移り変わり、肌寒くなってきている。
あれ以来、竜司くんは何も言ってこなかった。
怖いくらいに何も。私たちの関係は何も変わらなかった。
だから恐ろしい。
彼が言った「好き」が恋愛的な意味なのか友情的な意味なのかさえ分からない。
それは非常に私の胸の中を荒らした。
「ねえ、あなたが分からないよ、竜司くん…」
夜中の22時、カーテンを閉め切った部屋でベッドの上に座り込んでいるとボロボロと涙が溢れ出した。
嫌になる。私の心は非常に脆い。
あの一言を数週間ずっと引きずり、勝手に病んでいる。
バイトはしばらく続けていたけれど、竜司くんと顔を合わせるのが辛くなってしまって休職している。
学校は…学校さえ最近行けていない。
朝、ひどい腹痛に襲われ、ここ数日間はベッドから動けなくなってしまっていた。
この症状は身に覚えがある。
いじめられていた時だ。
朝学校に行く道中、どうしようもなくお腹が痛くてうずくまってしまったことが何度もある。
とはいえ家には母親というモンスターがいるから帰ろうにも帰れなかった。
「はぁ…」
ひとしきり泣くと、変な脱力感に襲われる。
