家族に虐げられた令嬢は王子様に見初められる

「ちょ、ちょっと下ろしてください!」
グルグルと振り回されるたびに花瓶などの装飾品にぶつかりそうになりながら、ようやく床に両足がついた。

それでもクリストフの喜びは消えない。
「さっそく父親に連絡だ。これから忙しくなるぞ!」

「もう……。もう少し落ち着いてください」
ソフィアは呆れ声でそう言いながらも、嬉しさと幸せの笑みを浮かべたのだった。

END