私の大きな声に ビクッと体を震わしてから、 あなたは振り返る。 「何?」 「私を何処か遠い所に連れてって?」 これは運命的な出会いだって瞬間的に思った。 なんとなく、直感的に。 男の人はゆっくり話し出す。 「俺からも君に質問していいかな?俺が犯罪者だったらどうする?今俺に言った言葉…言える?」 ガチャ… と私に向けられたのは。