α様は毒甘な恋がしたい



 「フフフ、誘惑に負けてしまいましたね。アイドル業が忙しすぎて、癒しを欲していたもので」

 「まぁカザミの言うこともわからんでもない。ちっちゃいのに、抱きごこち最高だし」

 「え?」

 「なに?」

 「雷斗、もう美心に手出しを?!」

 「睨むなって!」

 「ちゃんと話してください! 場合によっては処刑ものですよ!」

 「噴水に突き落としたとき、ケガしないように美心を包んでやっただけ」

 「みっみみみっ美心を……噴水に……突き落としたぁぁぁ?」

 「オマエの冷静沈着さ、消え去ってるぞ」

 「私は聞いていないんですけど! ケガをするかもしれないくらい危ないことを、美心にしていたなんて!」

 「なんだよ! ちょっと強引でもいいから、美心を屋敷に連れて来い! そう言ったのカザミじゃねーか!」