α様は毒甘な恋がしたい


「私たちのバンド演奏を観るなら、このアイテムは必須よ。指の間に入れれば、8本持ちできちゃう。8本全部受け取ってね」

「89盗のペンライト? 祈さん、しかもこんなにいいんですか?」

「応援は全力でした方が、ストレス発散になるもの」

「ありがとうございます」


「戒ちゃんの紫ネオンで目が痛くなったら、ヒーリング効果のある僕のグリーンネオンで目を休めてね」


 ふふふ、孝里君らしい。


「私からは……美心の頬に口づけを」

「カザミ、それはズリぃ」

「冗談です。わかっていますから」


「ハルヒ、テントの中で寝っ転がってみて」

「今?」

「早くしろって」


「あっ、横向きでいいかのな?」

「どんな姿勢でもいいっつーの。美心、目をつぶれ!」

「あっ、はい」

「よーし、美心も寝ころんだし。そろそろやるか」

「オー!」


 雷斗さんの音頭で、残りの3人が笑顔でこぶしを突き上げたけど……

 なになに?

 一体、何が起こるの?