あぁー、戒璃くんに会いたくなっちゃったよ。
緩んだ涙腺から雫が落ちる前に、自分の部屋にこもろうっと。
「私、部屋で勉強をしてくるね」
うつむいたまま軽く会釈。
ささっとLDKを後にしようとしたのに……
「バーカ!」
俺様っぽいヤンキー声が、私の足を固めた。
「オマエが戒璃のことを忘れられるわけねーって、わかってんだ。俺様だって本当は。辛い時くらい、俺様達に頼れよな!」
「私たち4人が毎日毎日愛の言葉を囁いても、美心はなびかない。八神戒璃しか愛せない。ほんと一途なんだって、理解をしているつもりではいますが」
「あなたが心を痛めているときは、私たちの心も痛むのよ」
「そんなこと言っても、ハルヒが戒ちゃんと会えなくて悲しくなるのはどうしようもないことだし。だから僕たち4人からハルヒに、クリスマスプレゼントをおくることにしたんだ」
プレゼント?
「狭いところにこもり癖のある僕が監修した、とっておきの癒しスペース」
え? ええっ?
「こっちこっち」



