「音楽なら八神戒璃に勝てると私たちも地球に来ましたが、結局勝てませんでしたね」
「戒璃が過去に番った人間捕まえて、アルファ学園にぶち込めば、焦って俺様達に今までの無礼な態度をわびるかもなって、美心に近づいたら……」
「ミイラ取りがミイラになるとは、私たち双子のことを言うんでしょうね。まんまと美心の可愛さに、心を奪われてしまったんですから」
「美心、もういいんじゃね? 八神戒璃なんて記憶ん中から追い出して、俺様を選べよ」
えっと……それは……
「このまえ雷斗と、天界に帰りましたけど。位の低い私たちでは立ち入る許可さえ下りない崇高な場所で、戒璃は修行をしているそうですよ」
「もう二度と地球には来ないと約束させられたんだ。戒璃はそれを破れない。絶対にな」
「この双子アイドル、適当なこと言わないで! 戒ちゃんは絶対に帰ってくるから。僕たちと一緒に、もう一度バンドを組んでくれるんだから!」
「孝里の言う通りよ。突然の病気療養発表で、89盗ファンは戒璃が見られないことを未だに悲しんでいるわ。戒璃は天界から、きっと見ているはず。美心と孝里と私の悲しみも、絶対に届いているはずなの」
「俺様だってな、戒璃に負けっぱなしで終わりたくねー」



