α様は毒甘な恋がしたい


 私たちが離れ離れになったこの先の未来を、想像してみると……


 私は毎日泣くんだろう。

 戒璃くんに会いたいよって。

 顔が見たい。

 声が聴きたい。

 抱きしめて欲しい。

 叶えられない欲望に失望して、泣き続けるんだ。


 でも、1か月たったらどうかな?

 半年たったら。

 1年後、5年後、10年後は?


 戒璃くんがいない日常が、普通になって。

 私はきっと、寂しさをごまかすのがうまくなって。

 悲しみや心の辛さにも、慣れているんだろうな。


 でもきっと、ふとした時に戒璃くんのことが恋しくなる。

 空を見上げながら、天界に思いをはせながら、涙を流してしまうに違いない。


 そんな時に、大事になってくるんだろう。

 戒璃くんと笑いあった、ステキな思い出が。

 戒璃くんもそれをわかっていて、最後は楽しく歌おうって誘ってくれたんだ。


 ほんと、人として出来すぎだよ。

 優しすぎだよ。

 大好き、戒璃くん!