「想像以上の炎上だね。我が国にはびこるオメガ差別を排除する、起爆剤になりそう」
「それにしても今回の罪人たちは有名人だらけで、警察もラッキーですね。顔を見ただけで誰かわかり、すぐに住所を特定できますから」
「ほんとその通りだけどさ、カザミがのんきにしゃべってる間に、画面の中のお偉いどもが逃げていきやがる。オマエら残念だったな。どこに逃げたとしても、俺様が敷く包囲網からはぜってー出られねーから、覚悟しろ!」
雷斗さんは風弥さんの肩にひじを乗せ、画面に人差し指を突き刺している。
「戒ちゃん、聞こえた?聞こえた? 今、画面の中からピンポンって音がしたよね?」
「しっかり聞こえたよ、孝里」
「さっそくこの中の誰かの家に、警察が来たんだよ! 僕のハート、ウキウキし始めちゃった」
「この国の警察は優秀だね。全警察官に敬意を払って、感謝状を手渡したいくらい」
「ほんとだね、戒ちゃん」



