α様は毒甘な恋がしたい


「このカメラちゃんのたちの映像はね、私の聖女チャンネルで全世界に生配信をしていたのよ」

「……配信……だと?」

「もちろん、私たちが見られたくないところは省いているわ。美心ちゃん安心してね。あなたの顔にはモザイクがかけてあるから」


 はぁ、良かったぁ。


「でもオークションでオメガ姫を買おうとした悪人さんたちの顔は、全員バッチリよ。一人ずつ画面ドアップで、ご丁寧に名前や肩書ものせておいてあげたんだから。って言っても、全部AIちゃんがやってくれたんだけど」

「一番活躍したのは、間違いなく俺様だろうが!」

「雷斗、シッ! 今は黙っているところですよ」

「俺様の鼻に人差し指を押し当てるな! カザミのクソっ!」


 ふてくされている雷斗さんとは対照的。

 孝里くんはお姫様級のニコニコ笑顔。


「戒ちゃん、見て見て。ネット民のバッシングがすごいよ。国民から高っかい税金巻き上げといて、自分の快楽に大金を使うなんてありえないって、みんなが怒ってるよ」


 肩を跳ねながら、スマホ画面を戒璃くんに突き出した。