α様は毒甘な恋がしたい



「生まれ持った第二の性がオメガだった。たったそれだけのことで、オメガを劣等種と決めつけて見下すのは、間違っていると思うんです!」

 
 自分が正しいと思うことを、私が強く訴えすぎたのだろう。

 しびれを切らした生徒たちが、椅子から立ち上がり始めた。


「オメガの奴らは、俺らアルファの人生を狂わすかもしれないんだぞ!」

「そうだ、そうだ!」

「オメガフェロモンなんてものを放たれたら、私たちは好きでもないオメガを襲ってしまうかもしれないのよ!」


 片手を上げながら、ステージに立つ私に怒号を飛ばしてくる。


 私の第二の性はアルファ。

 だからアルフ学園の皆さんの不安も、わかっているつもりですが……


「オメガのフェロモンに惑わされる危険があることは、十分理解していますが……」


 だけど……