α様は毒甘な恋がしたい



 ……ん? ワット?

 私のバイト先を知っているってこと?

 まさかね。



「高校もオマエが住んでいる施設にも、オマエの今後のことは話してある」

「どっどどど……どういうことですか?」

「これからのオマエの使命は、俺様たち双子の世話をするってことだ!」



 自信満々のニヤニヤ顔で、意味不明なことを言いきられてしまいましたが。

 双子の世話って……

 大人気アイドル56ビューの?



「えぇぇぇぇ!!」



 いっいや、無理です。

 私にはムリゲーレベルです。



「うちの大豪邸にオマエの部屋を用意させた。家具家電も新品を一通り揃えてある。もちろん給料も払ってやるよ。たらふくな」

「おっおおおっ、お金云々じゃなくて……バイトを急に休んだら……みみみ、みんなに迷惑が……」



 てんぱりすぎて声が震えちゃう。

 現実とは思えない提案で、体中ブルブルブル。