α様は毒甘な恋がしたい


「人を操ることができるなんて、神の領域でしょ?」

「……なんか話が、異世界方面に行っちゃってるような」

「そのうえ私たちのために良いことをしたって、勝手に自己満足して喜んでくれるのよね。おねだりは神だわ」


「もしかしていのりんって、今までその最重要スキルを使って、僕を操ったことがあったりして……」

「フフフ、内緒」


「マジで怖っ! 絶対に敵に回したくない! 民の心を救うにこやかエセ聖女の本性が、相手の心を操り地獄に落とす魔女だったとは。ファンにがっかりされること間違いなしだよ!」

「地獄に落とすなんて、そんな物騒なことはしてないけど」

「いのりんが、これからしそうってこと!」


「あら、これからするのは孝里もでしょ?」

「……あっ。確かに」