α様は毒甘な恋がしたい



「まぁ俺様との時間を金で買いたい奴が、この世には数えきれないくらいいるわけだし。オマエが目を見開いて驚くのも無理ないわなぁ」

「……えっと」


「まず何が欲しい? 俺様のサイン? 握手? コンサートの特別席のチケットを用意してやってもいいけど」

「あっ、あの……」


「もう一度抱きしめてほしいなら、自分から俺様の腕の中に……」

「そっそうじゃなくて……」

「ん?」

 
「教えていただけたら……嬉しいなって……」

「俺様の稼ぎ? 巨額すぎて意識飛ばすなよ」


「知らないんです」

「ああ年齢か。俺様は今高3だが」


「じゃなくて……あなたが誰なのか……」