「何も言われなくて逆にビックリだった。だって普通の女子高生ならさ、僕の顔を初めて見た10人に10人がキャーキャー飛び跳ねるよ。お姫様みたいに可愛いって」
「孝里は相変わらずだね。自分が世界一番可愛いって、自画自賛できるとこ」
「しょうがないじゃん。僕より顔面偏差値が高い女子、この世に現れてくれないんだもん」
「孝里は男子にも告られちゃうくらいの美少女だからね。外では猫かぶってて。僕と祈の前では、毒吐き拡声器だけど」
「これでも吐く毒の量を抑えてるんだけどな。あ~あ、人間からの告白なんて飽きちゃったなぁ。そろそろ僕に沼る、本物のライオンでも現れてくれないかな?」
「ほんと孝里がうらやましいよ」
「えっ?」
「悩みがなくて」



