「腰くらいかな? サラサラな黒髪がめっちゃ長くて。僕よりちっこくて。目が真ん丸で。ずっとニコニコしてて。雰囲気やわらかめだった。第一印象は合格だね」
「俺が聞きたかったのは、クラスになじめそうかってこと」
「その子、七星美心って名乗ってたんだけど」
「ななほし……みこ……」
「ビビった! コミュ力モンスターだった! 短時間で、あんなクラスの人気者になりえる? 僕らと違って一般人なんだよ。ただの女子高生なんだよ」
「そっかそっか。初登校でその子は、女子のお友達ができたんだね。良かった良かった」
「女子だけじゃないよ。クラスの男子達からも『美心って呼んでいい?』とか言われて、囲まれまくっててさ」
「は? なんで?!」
「どうして急に、キレ顔で僕の肩を掴んだ? 痛い、痛い! 戒ちゃん離して!」
「あっ、ごめん。孝里、続けて」



