α様は毒甘な恋がしたい


 『そうですか! 戒ちゃんって前世は貝だったんですか!』

 『硬いカラをハンマーでぶち割られたくなかったら、戒ちゃんの心の鍵を今すぐ僕にちょーだいよ!』

 なーんて冗談を言えたら、心の傷を塞いであげられるのかな?



 空気の読み方がわからない僕。

 どう行動するのが正解なのか、全くわからずお手上げで。

 思いつきで座ったまま手を伸ばし、カバンから一枚の紙を取り出した。

 4つ折りの白い紙を、戒ちゃんの前に突き出す。



「戒ちゃんの気分が沈んでるのって、このシワシワな生徒会入会届と関係ある?」


 まぁ、全く関係ないと思うけど。


「どっ…どどどどうして…この紙を孝里が持ってるの?!」


 あれ? ビンゴ?