「美心、安心してください。すぐに済みます。八神戒璃との決着がついたら、病院に連れて行ってあげますから」
私を安心させるためか、お兄さん笑顔で私の頭を撫でた風弥さん。
表情をこわばらせ、くいっと眼鏡を上げると、長い足を進めだした。
戒璃くんと向かい合っている雷斗さんの隣に立ち、腕を組んでいる。
「生徒会長様。さっきは臓器が破裂するんじゃねーかって心配になるくらいの激痛を、俺様の腹にどーも」
「五六……雷斗……風弥……」
「酷いくらいに荒れてますね、この部屋」
「まぁドアに大穴あけたのは俺様だとして。ご丁寧に閉められたカーテンといい、豪快に割れた花瓶といい。どうせ派手に暴走して、ラット状態にでもなったんだろ?」
雷斗さんの挑発するような言い回し。
戒璃くんが「……っ」と、唇をかみしめうつむいている。



