えっ?
生徒会室のドアって、飛び蹴りで割れちゃうくらい脆いの?
ちっ違うよね?
金髪アイドル様の脚力が、人並みを外れているだけで……
毎日ダンスのステップ練習をしていると、足の筋肉が鍛えられちゃうのかな?
アハハハハ……
私の脳が変な解釈をしている間に、今度は風弥さんが生徒会室に入ってきた。
体をかがめながら、ドアに開いた穴を長い足でまたいでいる。
「あーもう、私が鍵を開けた意味がなくなってしまったじゃないですか!」
「はいはい、すいませんでした」
「雷斗の頭の中には、反省という大事な言葉が欠如していて……」
「そんなことよりカザミ、この状況どう思うよ?」
「血まみれの我が姫が、目に涙を浮かべているんです。相手が格上だとか私たちがアイドルだとか関係なく、怒りをあらわにしていい爆風案件かと」



