立場上、気持ちは伝えられない。
でも、美心のことが大好きだよ。
毎日何度も思い出しては「会いたいな」って、せつなさをこぼしてしまうくらい。
一生抱きしめてあげることはできないけれど、この世で一番美心を愛している自身があるよ。
本当にかけがえのない人なんだ。
親に捨てられ、村の人たちに裏切られた。
そんな俺の根深い恨みを拭い去ってくれた、恩人でもあるんだ。
美心をとられたくない。
大好きすぎて、誰にも渡したくない。
俺と美心の番関係は、何としてでも死守しなくては!
だって――
雷神風神に番関係を切られてしまったら、最後。
俺は二度と、美心と番には戻れないんだから……



