……そう……だよね。
2年半前、戒璃くんは私のことが好きで首を噛んだわけじゃない。
私のオメガフェロモンにあてられて、私を好きだと勘違いしてしまっただけ。
戒璃君にとっても、私との番関係なんてない方がいいに決まっている。
大好きな人のために、今の私にできること。
それは……
「風弥さん雷斗さん、番の解消をお願いします!」
「八神戒璃の記憶が全て消えます。美心、本当にいいんですね?」
戒璃くんには、幸せになってもらいたい。
彼にこびりついたオメガの汚点を洗い流してあげられるのは、私だけなんだから!
「はい。ちゃんと覚悟ができました!」



