α様は毒甘な恋がしたい

 「今ここで美心に教えてあげます。私たちのお世話の仕方」


 いやいや、ご遠慮してもよろしいでしょうか?

 エレベーターの壁に私を追い詰めて、ご指導いただくことではないような……


 「習得するまで、エレベーターは動かしてやんねー」


 うっ、それは困る!

 今日は登校初日なんです。

 朝のホームルームの時間までに、職員室に行かなきゃいけないんです。


 とりあえず今は、素直に仕事を教わろう。

 わかったふりと感謝を伝え、なるべく早めに逃がしてもらおう。



 「わっ、私の仕事ってなんなんですか?」

 2人の世話って聞いてますけど。



 「フフフ、とーっても簡単なんですよ」

 「俺様達に甘えること、一択!!」