α様は毒甘な恋がしたい


 「危険な猛獣を飼いならしていたら、心地いい毒の吐き方を身に着けてしまいまして」

 「俺へのディス?」

 「いいえ、双子の弟に対する最上級の誉め言葉です」

 「まぁ、わかってたけど」

 「そういえば私たちは美心に、仕事内容というものをきちんと教えていませんでしたね」

 「高校行ってアイドルもやって。忙しすぎて、あんま屋敷にいれなかったからな」

 「でもこれからは、美心との時間をたっぷりとれます」

 「マネに仕事のセーブ頼んどくなんて、カザミまじで神」

 「神ですか。当たり前なことを言わないでください」

 「アハハ、生意気」


 「美心」

 「はっ、はい」