ここが外だということも忘れて彼と濃厚なキスを交わすうち、徐々に体から力が抜けて危うくへたりこみそうになる。


 そんなわたしを、慧くんがぎゅっと抱きしめ支えてくれた。


「この先どんなときも、こうやって俺が依茉のことを支えるから」

「うん。二人で支え合っていこうね」


 これからどんなことがあっても、慧くんと一緒なら……きっと大丈夫だって強く思える。


「依茉、愛してる」

「わたしも……っ」


 近づいてくる顔にわたしが目を閉じると、再び唇が重なる。


 誰もいない、七夕の満天の星空の下で。


 わたしは慧くんと、永遠の愛を誓い合った。



 END.