イケメン御曹司は、親友の妹を溺愛して離さない



 翌日の昼休み。


 昨日のあれは多分『キスしてあげよっか?』と、怜央の妹をからかったバチが当たったんだな。


 昨日の昼休みに水をかけられたことをふと思い出しながら、俺はひとり学校の廊下を歩いていた。


「あっ、あの……すいません!」


 ん? なんだ? また告白か?


 背後から突然女の子の声がして、俺が振り返ると……。


 立っていたのは、怜央の妹だった。