外の世界でもまともに良いことをしていないのに、家の中ぐらい温かい心を持っても良いんじゃないだろうか。 「…うわ、苦い。お茶より黒い。おじさん、これ好きなんですか?」 「コーヒーだよ。俺は朝に絶対飲んでる。もしかして初めて飲んだ?」 顔のパーツを中心に寄せて何度も頷く少女。 よほど苦かったのか、もう一口飲むと更に中心に顔を寄せた。