「…捨ててくれないかな」





ゴミのように投げ捨てられたカチカチのさつまいもを、歯が折れそうになりながら齧り付いていると、物置の扉が勢いよく開いた。






ようやく捨ててくれる日が来た!



と思いきや、機嫌が悪いだけだった。





「あんたの目見ると、腐るわ!こっち見んな!」





物置から引きずり出され、家の中のお仕置き部屋と私が名付けた、誰も使っていない何も置いていない部屋まで連れて来られた。



言葉と一緒に手が飛んできて、避けようとすれば苛立ちはヒートアップ。