男の一人暮らしはダイニングテーブルなんておしゃれなものは置いてなくて、段ボールを机代わりにしている。 ソファの前に腰を落としたままだったので、段ボールをそこまで移動させ、深さのあるお椀に入ったうどんと箸を目の前に置く。 「いただきます」 「……」 右手に箸を持って左手にお椀を持っただけなのに、疑いの目で俺をじっと見つめている。 「毒なんて入ってねぇよ」