「お名前、言えますか?」 「…ひらおかゆい」 「じゃあ、ゆいちゃん。お姉さんとこの家から出て、安全なところに行こうか。そこでお話を聞かせて欲しいんだけど、良いかな?」 抵抗しても、無理矢理連れて行かれるのは分かっている。 それなら、おじさんみたいに何も言わずに従った方が良い。 「はい」 折角幸せになれると思っていたのに…。