「体の傷を早く治すために入れたから、入っても大丈夫」


「私、湯船に浸かったことなくて。変なこと聞いて、ごめんなさい」


「いや良いよ。気にすんな。あんまり長く入りすぎるとフラフラするから、五分ぐらいであがると良い」


「はい、ありがとうございます。そうします」


「あと、もう少ししたら一人男の人が来るから」


「…はい。分かりました。私がいても大丈夫ですか?」


「うん」