「おじさん、すみません。つかぬことをお聞きしても良いですか?」 「…!?おい。ちょっと、やばいんじゃないか?逃げた方が…」 「いや。ここはあいつを…」 私の呼びかけに反応はしてくれたけど、私の顔を見るなり二人ともとても驚いていて、地獄に人が送られるのは珍しいものなんだろうかと不安になる。 二人で相談を終えると、ゴミ袋を持ったまま髭が生えていないおじさんが私に近づき、肩あたりの服を掴んで立たされた。